葉山町長宛に用意した質問状です。今回の質問状/意見/要望書は前回と異なり、町役場に提出しました。
2014年3月20日(木曜日)正午に葉山町教育委員会の沼田氏を訪問しました。同氏に要望書を手渡すとともに、新制度導入に伴う「入場証」の受渡時に犬を通りで繋いでおくことの危険を重ねて指摘しました。
管理事務所の反対側道路に犬を繋留するための柱が数本用意されているのを3月20日の昼前に確認しています。ここに犬をつなぎっぱなしにして残しておくことの危険については、管理事務所でドッグヤード登録更新業務を担当している男性職員にも伝えてあります。
「子供が指を噛み切られてからでは遅い」、というのが私の主張です。
教育委員会の沼田氏からは、「一時的に犬を中に入れておく囲いのような施設を現存している繋留用柱の裏側あたりに用意することにしたらばどうだろうか」との提案がなされました。
これならばある程度の安全が確保されるものと考え、同氏の提案に賛同しました。
「今日明日に工事してすぐに完成する、ということは難しいので、少々時間の余裕を与えて欲しい」という趣旨の発言が沼田氏からありました。
平成26年度ドッグヤード利用方法の一部変更についての質問および意見
平成26年3月20日
葉山町長殿、
平素より公園管理事務所の職員様達には大変お世話になっており、感謝しております。
さて、今年度から「利用登録証」の他に「入場証」が必要、とのお知らせをいただきました。
「ドッグヤードの利用は、登録された畜犬及びその飼い主のみに厳しく限定する」という趣旨の本年度からの新制度は、施設内での不慮の事故などの防止につながるものであり、担当者様達のご配慮には心から感謝申し上げます。
ドッグヤードならびに公園の利用においてより一層の安全を確保することに私達ドッグヤード利用者が協力、尽力するべく、下記新制度に基づく利用方法について質問いたします。
----------------------------------------------------------------------
(1)利用前に公園管理事務所に立ち寄り、「入場簿」に記入する。
(2)「入場証」を受け取り、首から提げて施設を利用する。
(3)ドッグヤード内では必ず登録証及び入場証を首から提げて、施設利用者相互に利用登録者であることが確認できるようにすること。
(4)利用後は、「入場証」を公園管理事務所に返却する。
----------------------------------------------------------------------
公園管理事務所に立ち寄り、「入場簿」に記入したり「入場証」を返却する際には犬を事務所内の担当窓口まで引き綱で連れて入ることが新たに許可されるようになったのでしょうか?
それとも「事務所の外に犬を繋留して、飼い主だけが事務所内に入りなさい」ということなのでしょうか?
もしそうであれば、大変危険な手順になろうとしている、ということを危惧いたします。
ご承知のように、ドッグヤードの場内以外の場所では必ず飼い主が首輪を装着した犬に引き綱を付け、いかなる事態に遭遇しても自分の犬を制御可能となる体勢を取ることを最低のマナーとしてまた安全確保のために心がけています。
公園は不特定多数の人達が利用する場所であり、また、ドッグヤード利用者以外の犬連れの方も多く散歩していらっしゃいます。
さらには不用意に犬に近づこうとする幼児、犬を怖がる人、犬が嫌いな人、なども当然のことながら公園には遊びにいらっしゃいます。
犬をからかう人もなかにはいるかもしれません。また、小さい犬ならば抱きかかえての盗難も考えられなくはありません。
放置された状態の犬は、それがいかに高度に訓練を受けた犬であっても、精神状態が非常に不安定となります。引き綱につながれて「待て」の命令を受けて従順に待機中の犬ですらそれは同じ事です。
一番危惧されるのは、そのように不安定な心理状態になることをドッグヤードを利用するたびに犬が毎回2度強いられるという危険な状況です。
通りがかりの人間や他の犬に挑発されれば、飼い主とは引き離されて外につながれたままの不安な心理状態で放置されている犬が人間や他の犬に飛びかかったり噛みついたりすることは容易に想定される事態です。
「入場簿」の記入、そして「入場証」の受け取り並びにその返却にはそれぞれほんの数分しか掛からないことは自明あり、その手順に従うことにはなんら異存はありません。
事務手続きは2分で済むかもしれません、しかし犬が幼児の指を噛み切るには2秒もあれば足ります。
「一時も犬から目を離さない、そしていつも犬を引き綱に付けて制御」、これを可能にするべく、管理事務所内の窓口まで犬を連れて入ることをご許可いただけなければ、新制度の運用には多大な危険が伴うということを指摘申し上げます。
「犬を事務所の外に繋いでおくように」と葉山町がドッグヤード利用者に明確な指示を出した場合には、万が一犬の繋留中に不慮の事故が発生してしまった際には、その責任の所在が飼い主のみならず葉山町にも問われることとなります。
根岸治郎
249-0001 逗子市久木4-21-10
046-871-3116
|